11月2日3日のCOCORISEコンステレーションが無事終了しました。
今回は、参加人数を増やしての開催でしたので、
やはり深い展開となり、また改めてご報告したいと思います。
さて、
コンステレーション、懇親会、終了後のこと。
後片付けしながら、少し前に1周年記念のお祝いで頂いた
アレンジメントに霧吹きしていると
みんなまだイキイキしていたのですが、
センターに位置していたガーベラの花びらに
茶色の斑点が出て傷んでいました。
なので、抜き取ったのです。
そのとき、
一瞬、息が止まりました。
ガーベラの茎に、細い金属の芯が入っているのを見て。
華道では、茎を真っすぐにするために
針をさすと聞いたことがありますし、
アレンジメントでは私は初めて見ましたが、
よくある手法なのかもしれません。
大袈裟に考えることではないのでしょうが、
それでも、胸が苦しくなって、
身体の内側に痛みを感じたのです。
栄養や水分、呼吸が通る道に
隙間なく金属が通されて
他の花たちと一緒に並ぶために
真っ直ぐにさせられて。
そんな風に感じたのは
コンステレーション後だったので、
ちゃんとしなさいと
社会に合せるようにと
落ちこぼれないようにと
求められ続けられた痛み
自分に求め続けた苦しみが
リンクしたのかもしれません。
痛かったね
がんばってここにいてくれて
ありがとう
と、金属を抜き
大きくひと呼吸。
他の花たちよりも先に
枯れてしまったため
この体験をギフトとして頂くね
ありがとう、と
さよならしました。
30年前に出会った、
フラワーアーチスト高橋永順さんの言葉が脳裏に流れます。
「曲がっている枝の素敵さに気がつくようになれば、
その日からいける花が違ってきます」
アレンジメントのガーベラは役目を終えますが、
私たちは、事実を見た、今ここから、
自分の花を新たに咲かせていくことができます。
新しく咲き直す、あるがままの花の
温かい土壌となることもできます。