ココリセ|北九州のセラピー&カウンセリング

7ページ目   ブログ

こんなに頑張っているのに

「今日は腹が立ってる」
と、母からの電話。

弟家族と同居している80歳の母は、
フルで働いているお嫁さんの代わりに、
家族の食事を作っているのですが、

(春休みは、夕ご飯だけではなく
お昼ご飯も作らないといけないから、
それが本当に大変だと、よく愚痴をこぼしていて)

ある日、
ラーメンに唐揚げをトッピングしたことに対して、
今度高校生になる孫が文句を言ってきたらしいのです。

母が言うには、それも、その時に言うのではなく、数日後に、
父親(私の弟で、母にとっては息子)がいるところで言い、

さらには、弟は母の肩を持つのではなく、
「唐揚げをラーメンに入れるなんて信じられん」
と、2人で母を批判したことが、ショックだったらしく、

「こんなに頑張っているのに、
感謝どころか、あんなこと言われて、
ほんと、なんていうか、情けないよ」

と嘆き、怒っているのです。

そのやりきれなさは、毎日の食事作りで
へとへとになっているからこそで、
痛いほどわかります。

言った側からすると些細なことかもしれないけれど、
疲れ切っていながら、頑張っている母には、
爆弾級に響くものです。

このワンシーンだけを切り取ると、
本当に80歳もなって、母が気の毒だし、
なんとかならないものかと、毎回思います。

ただ、

もっと俯瞰から見ると、

「こんなにやってあげているのに、
通じない、感謝もない」

「気持ちをわかってもらえない」

と嘆くその背景も、見えてくるのです。

母の見ている世界と、良かれと思っての行為も、
孫たちが生きている、望む世界が、
全く繋がっていないのです。

母も又、孫たちが心を閉ざすような
言葉を発することがあり、

「アドバイスしてあげないと、間違うでしょ」
と、その思い込みを疑わず、
良かれと思っている言葉かけなのでしょうが、
疲れから仕方なく出てしまう態度でしょうが、
その積み重ねによって、
心の距離ができてしまっている気もします。

そして、まるで生きている層が違うかのように、
交わらなくなりつつある感じがしています。

どちらも精一杯日々を頑張り続けているがゆえに、
どちらも致し方なく、壁を作るしかないようで、
この状況が、ただただ、切ない。

こんなに時を重ねてきて、力を注いできているのに、
もったいなく、切ない事態になってしまっていると、
思うのです。

母は、私に共感を求めているし、
もちろん、共感しながら話を聴くのですが、
気を付けないと、
母の信念体系を強固にしてしまい、
母のいる層と、弟家族のいる層をさらに、遠く離してしまい、
結果的に母が孤独になる可能性があるので、
層をつなぐ経路を探しつつ、聴いています。

そこに、自ら気づくことができたなら、
自分の層から出ることができたなら、
再び、交わっていけるのではないかと、願いながら。


思考戦争

今の世の中は、「思考戦争」が起きていると言われています。

情報戦略の渦の中で、

営業戦略や、正義の仮面をかぶった攻撃、
説得力を駆使した信念ストーリー・・・

氾濫するそれらに飲み込まれ、
グルグルと振り回され、
思考が乗っ取られて、

自分の信念だと、価値観だと、圧倒的正義だと
勘違いしたままに

自分を見失っていくのかもしれません。


いろんな手法で、大波が次々とやってきて、
ミサイルが放たれ続けるこの世界で、

溺れる前に、

流されてどこを漂っているかわからなくなる前に、

怒りや恐怖でいっぱいになる前に、

自分の思考で、自分を蝕む前に、

身動きが取れなくなる前に、



自分と繋がっていることが重要だと感じています。



シンプルで温かい、光のほうを向いている
自分の本当の感覚と。




本日のお問い合わせで・・・

今日、カウンセリングについて、初めての方から、
お電話でお問合せ頂いたのですが、
お話ししている最中に、携帯の充電切れが起き、
(昨日の午後と本日の午前中、久しぶりのオフで気が抜けてました)
途中で電話が切れてしまいました。

焦って充電し、(これが又、時間がかかり)
電話をかけ直そうとしたのですが、
お電話いただいた通話履歴が残っていない。

なぜ?と、ググってみると、
iPhoneはそうらしいとあるだけで、解決法は見当たらず、
ご連絡がとれない状態となってしまいました。

繋がる方法が見当たらないので、
ここに、書いてみました。
勇気を出してお問い合わせしてくださったのに、
私のうっかりがしでかしてしまい、心痛みます。
もし、このblogを読んでくださったなら、
またご連絡頂ければ嬉しい限りです。

夫に、「うっかり八兵衛」と言われるのも、
致し方ないと、久しぶりにどっと落ち込んだ一日でした。



自分をファシリテートしていくために

2日間で開催されるコンステレーションには、
ストーリーがあります。

複数の作者による独立した短編を
ひとつにまとめたオムニバスドラマのように、

主人公も内容も違いますが、
共通のテーマが、奥底に何層にもなって流れ、
展開しているのです。

ただ、作者の意図が入る映画やドラマとは異なり、
ファシリテーターの意図も
参加されている誰かの意図も入ることはなく

場の力によって
あるがままが展開されていきます。

そこから現れてきたことは
その場にいる方々への
大いなるギフトだと思います。

その場にいる方々だけではなく
家族へのギフトであり
集合無意識的にいえば
多くの人々へのギフトにもなっているように
思います。

だからこそ、
この深層に流れている
大いなるギフトの意味を
つかみとっていく必要があると思っています。

ひとつのコンステレーションのなかで
見えてくるもの
連続したテーマとして見えてくるもの。

多彩な角度からの気づきが大きすぎて
受け止めていくのに時間がかかるかもしれません。

でも、確実に深層部が動いていきます。


生きづらさや
抱えている問題や
手に余る感情

それらを紐解く鍵は、
意外なところにあり

これまでの常識や、
信じてきたものを覆されることもあります。

しばらくは抵抗が起き、
受け入れられないこともあるでしょう。

それでも、
全体像を見ていけるようになると

本当に大事なものに気づき

自分や家族を縛っているものから
解き放たれ

自分を生きていけると思うのです。

大事な人を大事にしていけると思うのです。

もたらされるギフトを
全身全霊で受け止められるようになると

とてもつもなく
大きな変容が起きるように思うのです。


自分が自分をファシリテートしていくための
心理講座とコンステレーションを
2024年度春からも、cocoriseでは進めてまいります。



Paypayが使えるようになりました。
ご利用ください♪


2月コンステレーションのご報告

2月23日、24日の2日間、
cocoriseファミリーコンステレーションを開催しました。

コンステレーションは、参加してくださる皆様のお力添えで
成り立つワークです。

東京や広島からもお越し頂き、
参加してくださった皆様、本当にありがとうございます。


コンステレーションでは、集合無意識層に身を置いて
ワークをしていくので、

私の場合、ワーク中も、終わってからも、
深海に潜るような、
深い層を行き来するような、
そんな感覚があります。

全てのコンステレーションが尊く、
今もぼーっとしていると、ただ
人の凄さと深さを体の奥が感じ取り、
涙が溢れてくる時があります。

コンステレーションは、
感情のエクササイズの一面もあるように思っています。

奥底に眠る感情や感覚が、揺り動かされます。

参加してくださった方が、
「思考と感情のバランスがとれた感じがしている」
と、
とても上手な表現をしてくださったのですが、

本当にその通りで、
常に思考ばかりを使っている日常の中で、
見失っている本当に大事なものを
受け取っていける機会ではないかと思うのです。


思考で判断する正義や幸せと
心が求めている大事なことと幸せは
違うものかもしれません。

これから勉強会で、さらに深めていければと
思っております。

次回のコンステレーションはは6月8日・9日に、開催予定です。



最新記事

カテゴリー

アーカイブ

ハッシュタグ